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今年一番の絶望

昨夜、仕事後のレッスンを終えて帰宅すると、いつもまっしぐらにお出迎えしてくれるバナナが出てこない。
まあ、たまにはどこかで熟睡してて出てこない日もあるからとバナナの引きこもり場所を廻ってみたらどこにもいない。
「今日は朝から一度も見てないの」とママン。
私が呼べば大概のそのそ出てきたりするのにそんな気配もない。
家中の部屋の押し入れやら棚やら隙間やらを探して呼んだ。
物音や鈴の音が聴こえないかと耳を澄ました。

気配すらない。

どうしよう、何かの隙に外にでてしまったんだろうか…。

だとしたらいつだろう。
ママンが洗濯物を干した時?
ママンが洗濯物を取り込んだ時?
暫く悩んで二人で外に出た。
家の裏にあるマンションは敷地内に木が植わってたり隙間があるから臆病で箱入りなバナナがいかにも留まりそうなので、その周りを「バナナ、バナナ」と呼びながら歩いた。

猫の名前でバナナなんてあまり聞かないから、近所の人は「そんなにバナナ食いたいのかよ…。」「誰か食わしてやれよ」と思ったに違いない。

自分のネーミングセンスをちょっと悔やんだ。

一周して道路端も確認(轢かれてる可能性もある)して、家に着いた。
ママンが鍵を開けるのにモタモタしてるとドアの向こうで『ドタドタチリチリン』と、バナナがまっしぐらに私を出迎える時の音がした。
ママンモタモタ。
早く開けろ…!

ようやく鍵を開けてそーっとドアを開けると……

いなかった…。

幻聴…?

もう一度家中の隙間を探す。
ベランダからも呼び掛けた。

どこにもいない。

バナナとはまだ三年しか過ごしていないのにもう一緒にいられないのか…。

絶望ってこんなんか…。

でも何であの時音が聞こえたんだろう。
バナナが『家にいるよ!探して!』って知らせたんだろうか?
もしかしたら出ようにも出られない状況で、最悪な場合、死んでいるかもしれない…。
よし、もう一度探そう。

また一人でバナナがハマったら出られなくなりそうな隙間を懐中電灯で照らしたり、手を突っ込んだりして探し回っていると、ママンが「いないね。パパがさみしいからって連れて行っちゃったのかしら…。」

そんなはずはない。
父は私が悲しむ事は絶対しない。
最後に居間の隣、父が生前寝起きしていた部屋に入り、一通り隙間を調べて部屋を出ようとしたら、

ガタガタ!

押し入れから音がした!

急いで押し入れを開けると、バナナが慌てて出てきた。

いたー!

ママンも部屋に飛び込んできて、「いたー!良かったー!」
と私に抱き着いて泣いた。

父が死んだ時ですら泣かなかったのに(笑)

バナナは若干興奮ぎみで大人しく抱っこさせてくれない。
大分長い時間、バナナなりに絶望してたようだ。

ママンは押し入れも探したようだけど、その時バナナは何をしていたんだろうか。
つーか、今後はママンの「探した」は信じない事にします。
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